有田焼窯元・深川製磁による新業態”ティー&ギャラリーが東京ミッドタウンにオープン

イベント紹介
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深川製磁株式会社 (本社:西松浦郡有田町、深川一太)は、新業態として、ティー&ギャラリー「FUKAGAWA SEIJI 1894 ROYAL KILN&TEA」を、2020年3月30日(月)東京ミッドタウンにオープン した。


店内で楽しめるメニューは、人工着色料や化学香料などを極力排除し、自然のままにこだわるパティスリー「shodai bio nature」のパティシエとコラボでお届けする3種類のスイーツ。

季節の自然素材をふんだんに使った華やかな香りと彩りを楽しめる「季節のタルト」や、素材本来の味わいを生かしたオリジナルトリュフチョコレート「トリュフ メルヴェイユ」と、深川独自の1,350 度還元焼成から生まれる深川ブルーの「瑠璃」の陶板の美しいマリアージュが堪能できる。

また、客席はゆったりとしたソファー席とカウンター席。

ソファー席では、佐賀県の工房で制作している映像を商品越しに見ることができ、どのようにして完成するのか、深川製磁に触れながら知ることができる。

奥のカウンター席では、展示されている“本日の厳選されたティーカップ”の中からお気に入りのティーカップを選び、国内有数の紅茶鑑定士が厳選した茶葉で淹れた紅茶を飲むことができる。

その他にも、「shodai bio nature」のペタル(花びら型)チョコレートと「カラーボンボニエール」、4 種類のトリュフと「明治意匠図案の柄のボンボニエール」、緑寿庵清水の金平糖と「伝統文様のボンボニエール」など、東京ミッドタウンでしか購入できない限定商品が用意されている。

美しい器とこだわりのスイーツを楽しめるセットは、大切な人への贈り物や自分へのご褒美は、特別な日に彩りを添えてくれる。


●深川製磁とは 深川製磁は、1894年(明治27年)に深川忠次により、日本の磁器発祥の地といわれる有田で創設された老舗窯元。

従来ののデザイン様式と一線を画した斬新なデザインは、国内外の品評会で評価され、1910 年に宮内省御用達になる。世界に誇る独自の美観を持った作品を生み出している。

●深川製磁の魅力 特有の技術が生み出す「フカガワブルー」と「透白磁」 深川製磁独自の「付け濃み(つけだみ)」技法から生まれる(藍色)のグラデーションは、創業以来「フカガワブルー」と 呼ばれ、1350度の高温焼成によって生まれる「透白磁」の磁肌で上品で透明感のある風合いを実現した。

職人の手わざを集結した人に馴染む精巧なつくり 「精巧さのない磁器は、決して工藝と呼ばない」とし、成型・絵付・施釉・焼成などの工程毎に熟練した職人たちを集結。

長く使えるよう、手に馴染む形や手触り、最適な重量など、細部まで人に馴染む器づくりを徹底している。

有田焼とは一線を画す独自のデザイン「深川様式」 いち早く有田焼のモダン化を目論み、伝統的な染錦技法を継承しながら常にデザインの革新を断行。

これまでの有田焼のデザ インにはない朝顔、紫陽花、花菖蒲、富士山などのモチーフを、19 世紀フランス・パリのジャポニズムの香りを感じさせるモダンな デザインと融合した、従来の有田焼のデザイン様式を一変させる独自の「深川様式」を確立した。

■店舗情報
店舗名:FUKAGAWA SEIJI 1894 ROYAL KILN & TEA
所在地:〒107-0052 東京港区赤坂9丁目7-4 東京ミッドタウン ガレリア3F
営業時間:11:00 – 21:00
電話番号:03-6447-5500
定休日:ビルに準ずる

深川製磁
1894年に創業した有田焼ブランド「深川製磁」。1900年パリ万国博覧会で最高峰の金牌を受賞。 時代や国境も越えた、目と心を潤す器づくりを目指して、日々百年工房でつくり続けています。

磁器職人がひとつひとつの器に手わざを盛り込み、上品で透明感のある風合い、手に馴染む形や手触り、最適な重量など、長く使っていただけるよう細部まで精巧に作られた器だ。

国内有数の紅茶鑑定士が厳選した高品質な茶葉で淹れた紅茶や、自然派スイーツのパティスリー「shodai bio nature」のパティシエがつくる「FUKAGAWA SEIJI 1894 ROYAL KILN&TEA」限定のオリジナルチョコレートとともに、絶品の器を楽しめるチャンスとなる。

伝統とモダンが調和する柔らかな光に包まれた心地よい空間で、器が人に馴染み溶け込む感覚を体感できるでしょう。

筆者は10年前に、佐賀県有田町にある深川製磁(ふかがわせいじ)本店を訪ねたことがある。

隣接の工場では成型や絵付けを見学し、展示場では素晴らしい磁器の数々を鑑賞することができた。

下はその時撮った写真。