自分の作品を販売しようと思ったとき、問屋に卸したりマーケットに出店するなどさまざな方法が考えられます。
最近はインターネットが普及していることもあり、「ネットショップで販売する」という方法がとても盛んです。
インターネット上に自分のお店を持ち、そこに作品を並べて買ってもらうというイメージ。
インターネットに詳しくないと難しそうに思えるかもしれませんが、具体的な手順がわかれば誰でも簡単にネットショップを作ることができます。
そこで今回は、ネットショップの開設方法について説明していきます。
ネットショップは無料で開設可能
実際の店舗を持とうと思ったら、家賃や光熱費などさまざまな費用がかかってしまいます。
しかしネットショップの場合は、インターネットが使える状態なら無料で開設することができ、維持費もかかりません。
※大手通販サイトにネットショップを開設する場合、登録料や運営費がかかる場合があります。
お金がかかるのは、作品が売れたときに差し引かれる手数料だけですし、それも10%程度なので他の販売方法に比べてかなりお得です。
誰でも無料で作れるネットショップ。自分の作品を販売したいと考えているなら、ぜひ開設しておくことをオススメします!
オリジナルで開設するなら「BASE」がオススメ
ネットショップを開設するなら、「BASE」というプラットフォームがオススメです。
無料で開設できる上に、手数料も良心的(10%未満)なので、お金をかけずにネットショップを運営することができます。
またデザインテンプレートもいろんな種類があるので、自分らしいネットショップを作ることも可能。
パソコンからだけでなく、スマートフォンのアプリでも商品管理などができますので、普段あまりパソコンを触らない人にも向いていると思います。
ネットショップ開設に必要な5つのステップ
ではここからは、ネットショップを開設する上で最低限必要となるステップをご紹介します。
BASEで開設する場合だけでなく、どのようなプラットフォームを使う上でも必要となってきますので、ぜひ参考にしてください。
STEP1.アカウントを作成する
まずは、ネットショップを開設したいプラットフォームに自分のアカウントを作成します。
アカウントを作るために必要なのは、メールアドレスくらいなのであまり難しく考えなくて大丈夫です。
利用可能なメールアドレスを登録し、手順通りにアカウントを作っていきます。
STEP2.アカウント情報を登録する
アカウントが作成できたら、次はアカウントを利用するために必要な情報を登録します。
どんな情報が必要なのかはプラットフォームにもよりますが、一般的には以下の情報が必要です。
- 名前
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- ログインパスワード
- 屋号(あれば)
- 振込先の口座
インターネット上とはいえ、お金のやりとりが発生する場所。正確な情報を登録しましょう。
STEP3.ショップ情報を登録する
運営主の情報が登録できたら、つづいてショップの情報を登録していきます。
ネットショップには、「特定商取引法に基づく表記」が義務付けられており、運営者の名前や住所、連絡先などを明記しなければなりません。
これは、インターネット上でものを購入する消費者を守るためのもの。
そのため、正確な情報が記入されていない場合はネットショップ閉鎖となってしまいます。
個人情報が見えてしまうのは抵抗があるかもしれませんが、必ず記入しましょう。
あわせて、ショップ名やどんな商品を取り扱っているのかなど、ショップの説明も加えていきます。
STEP4.商品ページを作成する
ネットショップで大切なのが、「いかに商品を魅力的に見せるか」ということと「買う人に安心してもらう」ということ。
実際に手にとって買うことができないため、ネットショップでは「どんな商品かわからない」というのが一番のネックになります。
そこで、以下のような情報をしっかり載せた商品ページを作成するのがポイントなんです。
- 商品名
- 商品写真
- 商品説明(価格、サイズ、重量、種類など)
- 発送方法と送料
- 納期
- 在庫数
- 購入にあたっての注意事項
特に写真は、いろんな角度から撮ったものや使用しているところを載せてあげると、買う人がイメージしやすくて親切ですね。
特に陶器なので、購入後の取り扱い方、使用できないシーン、使用後の保管方法などをしっかり書いておきましょう。
STEP5.ネットショップを公開する
ショップの情報を登録して商品ページができたら、ネットショップの完成です。
あとは、インターネット上に後悔すればOK。
自分のSNSなどがあれば、そちらで宣伝するようにしましょう。
既存のプラットフォームを使うなら「minne(ミンネ)」
「ネットショップを一から開設するのは面倒」
「自分で集客できる自信がない」
という場合は、ハンドメイド品を販売する既存のプラットフォームを使うのも手です。
「minne(ミンネ)」というプラットフォームは、登録されている商品も多く、ここを使って買い物をするユーザーも多いのでオススメ。
こちらもアカウントを開設したりショップ情報、商品情報を登録するといった手間はかかってきます。
ただ、利用しているユーザーが多いため、宣伝をしなくても売れる可能性があるというメリットがあります。
ネットショップ開設のまとめ
陶器の販売といえば、お店で実際に見てもらったり陶器市などで販売するのが主流。
ですが、お店で販売してもらうためにかなりの手数料がかかったり、在庫を持たなくてはならなかったりと、なかなか大変なのも事実です。
ネットショップで作品が売れた場合は、発送という作業も必要になりますので、割れないような工夫や梱包材も必要になってきますが、気軽に開設することができ、手数料も抑えられます。
個人で作品を販売するなら、手始めにネットショップを開設してみてはいかがでしょうか?
文:ユキガオ