こぐれ みつあき

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四国のやきものと言えば砥部焼【全国の焼き物と窯場を紹介】

砥部焼(とべやき)は、愛媛県砥部町を中心に作られる陶磁器である。一般には、食器、花器等が多い。愛媛県指定無形文化財。 後背の山地から良質の陶石が産出されていたことから、大洲藩の庇護のもと、発展を遂げた。 砥部焼の歴史 砥部焼の起源 砥部焼は、江戸時代中期に陶器を焼く窯として始まったが...
2020.06.19
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大谷焼は徳島の陶器【全国の焼き物と窯場を紹介】

大谷焼(おおたにやき)は、徳島県鳴門市大麻町大谷で作られる炻器を指す。 1780年(安永9年)に、四国八十八ヵ所霊場に来た豊後の国(大分県)の焼き物細工師・文右衛門が親子5人連れで大谷村山田の里(現在の大麻町大谷)に来て、はじめて轆轤細工を披露し、時の庄屋・森是助が素焼窯を築いて蟹ヶ谷の赤土で...
2020.06.19
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茶器としても有名な萩焼【全国の焼き物と窯場を紹介】

萩焼(はぎやき) 朝鮮渡来の技術を受け継ぎ、さらなる進化を遂げている個性豊かな萩焼。 茶人たちを魅了した質素にして豊かな個性は、ざっくりとした土味と使うほどに魅力が増すその佇まいにある。 萩焼は山口県萩市一帯で焼かれる陶器を指す。一部長門市・山口市にも窯元がある。長門市で焼かれる萩焼は、特...
2020.06.19
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素朴な味わいの備前焼【全国の焼き物と窯場を紹介】

備前焼(びぜんやき) 桃山時代の茶人たちをとりこにした無釉、焼き締めの素朴な味わい 安土桃山時代には茶陶を制作して黄金期を築いた以前焼は、絵付も釉も使わないのが特徴。備前の土を登り窯で焼き締める多彩な表情が魅力的だ。 備前焼は岡山県備前市周辺を産地とする炻器(焼き締め)で、日本六古窯の一つ...
2020.06.19
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布志名焼と出西焼は島根の陶器【全国の焼き物と窯場を紹介】

布志名焼 布志名焼(ふじなやき)は、島根県松江市玉湯町にて焼かれる陶器。 布志名焼の歴史 江戸時代に松江藩の御用窯として開かれた窯場(雲善窯)で、大名茶人でもあった松平不昧公の好みを反映した茶器が焼かれた。 後に民窯の船木窯も開窯し、黄釉や出雲青地と呼ばれる青釉の日用雑器を焼き、一時...
2020.06.19
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丹波焼の産地は兵庫県【全国の焼き物と窯場を紹介】

丹波立杭焼(たんばたちくいやき)は兵庫県篠山市今田地区付近で焼かれる陶器。主に生活雑器を焼いてきた。 丹波焼、または立杭焼ともいう。起源は平安時代にまで遡るといわれ、六古窯の一つに数えられる。 中世の丹波焼の特徴は赤っぽい土肌にかかる、焼き締めによる自然釉に特徴がある。備前焼、信楽焼に比...
2020.06.19
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出石焼は兵庫、赤膚焼は奈良【全国の焼き物と窯場を紹介】

出石焼 出石焼(いずしやき)は兵庫県豊岡市出石町一帯で焼かれる磁器。 国内でも珍しい、白磁を中心とした焼き物である。透き通るように白い磁肌に、浮き彫りや透かし彫りによる精緻な紋様が際だつ。 出石焼の歴史 出石藩において、江戸時代中期に大量の白磁の鉱脈が発見された。 そこで白磁を特産...
2020.06.19
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みやびな京焼は京都の陶磁器【全国の焼き物と窯場を紹介】

京焼(きょうやき) 伝統が根付く京都で磨かれた優雅で多彩なやきもの。 人と物が行き交い、新しい技術や文化がを幅広く受け入れてきた京都。京焼発展の理由は優れた陶工を受け入れ、育て上げた都という懐の深さにあった。 京焼は、日本の陶磁器のうち、京都で焼かれる作品を指す。伝統的工芸品としての名称は...
2020.06.19
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スカーレットで注目の信楽焼【全国の焼き物と窯場を紹介】

信楽焼(しがらきやき) 連続テレビ小説「スカーレット」で注目されているやきものの里、信楽。 ドラマは信楽を舞台に、女性陶芸家の波乱万丈な人生を描きました。 物語りでは、主人公の女性がもの作りの情熱と喜びを糧に、天性の明るさでがむしゃらに突き進み、懸命に創り、育て、働く姿を描いています。 ...
2020.06.19
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土鍋で有名な伊賀焼【全国の焼き物と窯場を紹介】

伊賀焼(いがやき)は、三重県伊賀市にて焼かれている陶器。中世から始まったといわれる日本有数の古陶である。 伊賀焼の歴史 始まった頃は水瓶や種壺、擂り鉢などの日用雑器が焼かれていたが、陶土産地が山一つ隔てた信楽と同じ古琵琶湖層由来だったため、信楽焼とほとんど区別がつかなかった。 しかし桃...
2020.06.19
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土鍋で有名な万古焼【全国の焼き物と窯場を紹介】

萬古焼(ばんこやき、万古焼)は、陶磁器・焼き物の一つで、葉長石(ペタライト)を使用して耐熱性に優れた特徴を持つ。陶器と磁器の間の性質を持つ半磁器(炻器)に分類される。 三重県四日市市の代表的な地場産業であり、1979年(昭和54年)1月12日から伝統工芸品に指定されている。 その耐熱性の...
2020.06.19
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せともので知られる瀬戸焼【全国の焼き物と窯場を紹介】

瀬戸焼(せとやき) 多才な技法を生み出し、やきもの文化を担う国内最大の窯業生産地。 その昔、唯一釉を使ったやきものの焼成に成功した瀬戸焼は、茶陶をはじめ洋食器、日用雑器などいまでも多種多様なうつわを作り続けている。 瀬戸焼は愛知県瀬戸市とその周辺で生産される陶磁器を指す。日本六古窯の一つで...
2020.06.19
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朱泥の急須と言えば常滑焼【全国の焼き物と窯場を紹介】

常滑焼(とこなめやき)は、愛知県常滑市を中心とし、その周辺を含む知多半島内で焼かれる炻器で、日本六古窯の一つ。 常滑焼の歴史 中世の常滑焼 平安時代末期に猿投窯南部の灰釉陶器窯の南下にともない形成された知多半島古窯跡群を母体とし、瓷器系中世陶器の主要生産地となった。 中世の常滑焼の窯...
2020.06.19
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織部、志野と言えば美濃焼【全国の焼き物と窯場を紹介】

美濃焼(みのやき) 桃山の茶人たちに愛された個性豊かな色と肌を持つうつわ。 織部や志野など茶陶で名高い美濃焼は、明るい色彩と変化に富んだ形で、桃山時代に一世を風靡した伝統美を今に伝える。 美濃焼は岐阜県(南部は旧美濃国)のうち、東濃地方の一部(土岐市、多治見市、瑞浪市、可児市)で製作される...
2020.06.19
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渋草焼は岐阜、高遠焼は長野【全国の焼き物と窯場を紹介】

渋草焼 渋草焼(しぶくさやき)は岐阜県高山市で焼かれる飛騨高山の伝統的なやきもの。 渋草焼の歴史 江戸後期の天保11年(1840年)に飛騨郡代豊田友直が陶磁器を自給自足すべく、官民共同の窯場を作ったのが始まり。 瀬戸、九谷から陶工や絵師を招き、地元の渋草陶石を使って独特の「飛騨赤絵」...
2020.06.19
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越前焼は福井を代表するやきもの【全国の焼き物と窯場を紹介】

越前焼(えちぜんやき)は、福井県丹生郡越前町の主に宮崎地区・織田地区で焼かれる炻器を指す。 釉薬を使わずに1300度以上の高温で焼成されるときに薪の灰が器に流れ出し、溶け込む自然釉の風合いで知られる。 備前焼や信楽焼と同じく高温で焼き締めるため、磁器と陶器の中間にあたる炻器と呼ばれる。 越...
2020.06.19
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磁器と言えば九谷焼【全国の焼き物と窯場を紹介】

九谷焼(くたにやき) バリエーション豊かな絵付が鮮やかで、力強い加賀百万石を象徴する磁器。 豪快な絵模様、多彩な技巧の数々。「日本の油絵」と呼ばれる古九谷、青手をはじめ、加賀藩が育てた九谷焼は見る人を圧倒する。 九谷焼は石川県南部の金沢市、小松市、加賀市、能美市で生産される色絵の磁器で、そ...
2020.06.19
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やきものと言えば益子焼【全国の焼き物と窯場を紹介】

益子焼(ましこやき)は栃木県芳賀郡益子町周辺を産地とする陶器で、その存在が全国的に有名になったのは大正13年に陶芸家の濱田庄司が益子に定住し民芸陶を作り始めたことによる。 益子焼の歴史 益子焼の由来 栃木県の南東部にある益子と東側の茨城県境に連なる八溝山地の丘陵地は良質の粘土が採れ、窯...
2020.06.19
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多彩な陶芸家の個性が光る笠間焼【全国の焼き物と窯場を紹介】

笠間焼(かさまやき)は茨城県笠間市周辺を産地とする陶器。 益子焼が自由で多彩な陶芸家が集まる窯場として知られているが、それ以上に個性的な陶芸家集団の窯場が笠間だ。 笠間焼の歴史 江戸時代中期の安永年間(1770年代)から作られ始め、箱田村の名主・久野半右衛門道延が近江信楽の陶工・長右衛...
2020.06.19
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会津本郷焼は福島を代表する陶磁器【全国の焼き物と窯場を紹介】

会津本郷焼(あいづほんごうやき)は、福島県会津美里町周辺を産地とする陶磁器を指す。 会津本郷焼の歴史 会津本郷焼事業協同組合のホームページから 1593年、領主の蒲生氏郷が播磨国から瓦工を呼んで鶴ヶ城の屋根瓦を製造させたのが始まり。17世紀中頃に藩主の保科正之が瀬戸から陶工の水野源左衛...
2020.06.19