【趣味で始める陶芸入門】陶芸を独学? 陶芸教室?オススメの学び方4選

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陶芸体験でものづくりの楽しさに目覚めたり、知人が陶芸をやっていて憧れたり…

さまざまな理由から「陶芸を本格的に勉強したい!」と思ったとき、どんな方法を思い浮かべますか?

本?陶芸教室?

一般的には陶芸教室に通う場合が多いのですが、最近はインターネット動画も手軽に閲覧できますし、独学もできる環境になっています。

だけど陶芸の学習方法は、それだけではないんです。大まかに分類すると以下の4つがあります。

  1. 独学
  2. 陶芸教室
  3. 大学
  4. 訓練校

今回紹介する4つの学び方について、それぞれどのようなメリット・デメリットがあるのかも確認し、自分に向いている方法を見つけてみてくださいね!

【趣味で始める陶芸入門】自宅で陶芸~揃えておきたい6つのアイテム
陶芸教室に通うのがオススメですが、近くに陶芸教室がなかったり、時間が合わない場合、自宅で陶芸をするのもひとつの手です。その場合、道具を一通り揃えなければなりません。必要な道具は、手回しろくろ、陶芸スターターキット、陶芸用の土、木の板、釉薬、窯の6つです。どの程度自宅で作業するか考え、必要に応じて買い揃えてください。

陶芸を本・インターネット動画で学ぶ

陶芸に関する書籍はたくさん出ています。

成形方法から焼成まで一通りの流れについて、技法やコツなどが写真付きで説明されているため、初心者でも体系的に学ぶことができるでしょう。

初心者向けの簡単な作り方を集めた本や、釉薬のレシピに特化したもの、作家さんの技法を教えるものなど、ジャンルはさまざま。

「まずは何か作ってみたい」ということであれば、作り方をわかりやすく解説している本を探してみてください。

細かい技法やある分野に特化した本などを読むのは、ある程度経験してからでいいと思います。

また、インターネット上にはたくさんの動画がアップロードされていて、写真で解説するのが難しい菊練りやろくろでの水挽きなどは動画で確認するのがオススメです。

手軽に自宅で始められて、お金もあまりかからないのが独学のメリット。

ただし、本や画面上ではわかりにくいことを聞く相手がいなかったり、道具を自分で揃えなければならないという大変さがあります。

【自宅で始める陶芸】役に立つYouTube陶芸チャンネル5選
速く陶芸を上達したいなら、陶芸教室だけでなくYouTubeで予習、復習すれば、数倍の速さで上達することができます。陶芸に関する動画の中で、ここでご紹介する5つのチャンネルは、それぞれの陶芸家が自身の体験をもとに作成した、陶芸入門から中級までの動画です。

陶芸教室・カルチャースクールで学ぶ

もっとも一般的で、誰でも始めやすいのが陶芸教室やカルチャースクールで学ぶこと。

陶芸教室は、焼き物の産地でなくても開かれていることが多いので、住んでいる地域で調べてみてください。

カルチャースクールでも継続して陶芸を学ぶことができるコースがありますので、陶芸教室が見つからない場合はカルチャースクールで検索してもいいかもしれません。

地域によってはたくさんの陶芸教室があって、好きなところを選ぶこともできます。

教えてくれる先生がいること、道具を自分で揃える必要がないこと(一部購入するものがある場合もありますが)、焼成を任せてしまえることなどがメリットです。

デメリットとしては

  • 日程や時間が決められている
  • 先生のスキルにばらつきがある
  • 会費が高い教室もある
  • 使える土や釉薬が限られる
  • 焼成はお任せなので、焼くところを学べない
  • 焼くペースをコントロールできない

などが考えられますが、まったくの初心者ならあまり気にならないポイントだと思います。

陶芸教室は入るのも辞めるのも簡単なので、初心者であればまずはどこかの教室に入会してみるのがオススメです。

【趣味で始める陶芸入門】陶芸教室の選び方~ 確認したい5つのポイント
陶芸を始めてみたいと思ったら、まずは陶芸教室に入会して誰かに教えてもらうのがオススメです。独学で始めてもいいのですが、陶芸の基礎がわからないまま作ろうとしても挫折してしまう恐れも。家から通いやすい陶芸教室を探して、先生に教えてもらえる環境を探してみてください。陶芸教室選びで後悔しないためのポイントを5つご紹介します。

陶芸を専門学校・大学で学ぶ

本格的に陶芸を学ぶなら、専門学校や大学に入学するのがオススメ。

独学では学べることに限界がありますし、陶芸教室は教えてくれる先生の技量・知識、教えるスタンスによって学べることが変わってきます。

陶芸の基礎や技法を体系的に学ぼうと思ったら、やはり大学や専門学校できちんと勉強したほうがいいです。

実際に作家として活躍されている方や窯元の方が先生として教えてくれることもあり、リアルな話を聞くことができるのもメリット。

ただし、学費が高いことや卒業までに年数がかかることから、途中でリタイアする人が多いのも特徴。

金銭的な余裕があるならぜひ選んでほしい学び方です。

「陶芸」という名前がコースについていなくても「工芸」「クラフト」「プロダクト」などの名前がついたコースで陶芸を学べることがあります。

陶芸を学べる専門学校や大学はどのようなものがあるのか、一度調べてみてください。

陶芸訓練校で学ぶ

陶芸の職人を目指すなら、陶芸の訓練校に入学しましょう。

職業訓練校として陶芸を学ぶことができるのは愛知と京都だけですが、茨城県や栃木県、石川県など焼き物の産地には陶芸を学ぶことができる訓練校があります。

訓練校は基本的に「伝統工芸を後世に残す」というミッションのもと、生徒を募集していますので、卒業後は地元の窯元や焼き物関連の会社に就職することが望まれます。

焼き物の職人さんは、ろくろ師・絵付け師などと分業されていることから、訓練校も入学時にコースを選ばなければなりません。

大学や専門学校に比べて学費が安いため金銭的な負担は大きくないのがメリット。

ただし、ひたすら同じ作業を繰り返して体に覚えこませる授業が多いため、体力ややる気が問われる学び方だと思います。

【趣味で始める陶芸入門】陶芸4つの基本~成型方法の特徴などを紹介
「陶芸を始めよう」と思ったとき、どんな作り方をイメージしますか?電動ろくろ?ひも状の土を手で積んでいく方法?どちらも正解ですが、陶芸では大きく4つの成型方法があります。手びねり、ろくろ、タタラ、鋳込みです。この4つの手法を組み合わせて幅広い作品を作りましょう。それぞれの特徴やメリット・デメリットをご紹介します。

陶芸の学び方のまとめ

陶芸を学ぶ方法をご紹介してきましたが、どこかに入学したり入会する前に一度「どれくらいまで陶芸を習得したいのか」を考えてみてください。

本格的に基礎から学びたいのか、趣味でものづくりができればいいのか、それとも職人になりたいのか…それによって学ぶ方法は変わってきます。

もちろん、現時点でどうなりたいのか決められないようであれば、まずは近くの陶芸教室にお試しで入ってみるといいでしょう。

そのうち「もっと学びたい」と思うようになったら、別の方法で学べばいいと思います。もちろんいくつかの方法を並行してもOK。

無理のない範囲で、自分に合った学び方を見つけてみてくださいね!

文:ユキガオ

【趣味で始める陶芸入門】陶芸教室の選び方~ 確認したい5つのポイント
陶芸を始めてみたいと思ったら、まずは陶芸教室に入会して誰かに教えてもらうのがオススメです。独学で始めてもいいのですが、陶芸の基礎がわからないまま作ろうとしても挫折してしまう恐れも。家から通いやすい陶芸教室を探して、先生に教えてもらえる環境を探してみてください。陶芸教室選びで後悔しないためのポイントを5つご紹介します。

陶芸教室の探し方

検索サイトから探す

検索サイトはいろいろあるが、asoview!(アソビュー) が最も内容が充実している。

全国で2179の陶芸教室を網羅しており、陶芸体験を予約するなら、ここで最寄りの教室を検索するのも一つの手。料金・人気などの条件から陶芸体験スポットを比較・検索できるのが強み。

全国の陶芸体験・陶芸教室の体験・予約 おすすめランキング - アソビュー!
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お住まいの地域の陶芸教室のホームページを探す

陶芸教室のホームページを検索し、直接申し込む。但し、陶芸教室によってはホームページでなく、口コミだけで生徒が集まる人気の教室もあるので、直接連絡を取り、見学するのが好ましい。

どの教室も体験でなく無料見学は受け付けているので、アポを取って見学してください。

最寄りの陶芸教室を探し、2・3の教室を訪ねてみる

自分の家から楽に通える陶芸教室を選び出し、直接電話でアポを取り、まず見学するのがベストだ。陶芸教室の雰囲気、先生の教え方、教室に置いてある作品が自分の好みに合うのかを観察してください。

陶芸教室でなく、陶芸家から学ぶ

陶芸の基礎ができているなら、陶芸教室を卒業して自分が目指す作風の陶芸家を訪ね、生徒にしてもらうのも一つの手です。

私の場合、最初の1年間は陶芸教室で基礎を学び、その後雑誌で読んが自分が目指す作風の陶芸家の陶房を訪ね、陶芸を続けている。

陶芸教室と違い、好きな時に時間制限なく作陶することが可能で、週末陶芸家には向いている。